製造業で働くなら大企業か中小企業かどちらがいい?

大企業か中小企業かどちらに勤めるべきか

多くの人は大企業がいいというのではないでしょうか。

しかしなぜ大企業の方がいいか明確な理由を答えられますか

何かを比べるときには、できればどちらも経験した上で判断をしたいですよね。

そこで転職や出向によって大企業2社と中小企業2社で働いた経歴がある筆者が、実際に働いてみた上で両者を比較したいと思います。

就職先で悩む人や転職を考えている人はぜひ最後までご覧ください。

目次

大企業と中小企業の定義

製造業の中で中小企業と言われる定義は下記になります。

  • 資本金が3億円以下
  • 従業員数が300人以下

大企業はこの定義を上まる企業のことをいいます。

大企業に勤めるメリット

給与が多い

一般的に中小企業と比べて大企業の方が給与を多くもらえます。

これはニュースなどでも耳にしたことがあるのではないでしょうか。

厚生労働省が発表した平成30年度の賃金実態調査によると月収で大企業が38万円に対して中企業は32万、小企業は29万円と企業規模によって給与も変わる傾向があります。

あくまで平均のために業界や職種によって大きく異なりますが、やはり大企業の方が給与面ではメリットが大きいといえます。

福利厚生が優れる

多くの大企業の場合、給与面だけではなく福利厚生も優れていることが多いです。

家賃手当や家族手当など、実質的に手当分給与が増えると考えられます。

目に見える給与だけでなく福利厚生面でも差があることで、より高待遇となることが多いです。

優秀な社員が多い

就職活動で人気な企業は名前の通った大企業であることがほとんどです。

人気があるため応募枠に対してそれを超える募集が殺到し、企業はその中から人材を選択するため毎年優秀な社員を採用することができます。

一方で名前が通っていないことが多い中小企業は、優秀な新入社員が大企業に先に取られてしまった状態で採用活動をすることになります。

そのため多くの応募者の中から優秀な人材を選ぶことができる大企業に対して、少ない募集者から採用する人材を選ぶこととなるので社員の質に差が出てしまいます。

もちろん中小企業でもバリバリ働く凄腕の社員もいれば、大企業でも何の仕事をしているか分からない社員もいます。

しかし相対的に考えると、大企業の方が優秀な社員数が多い傾向があります。

激務であることが少ない

大企業は給与が多くもらえるので、その分仕事内容が忙しく、また忙しいと想像するかもしれません。

しかし実際には逆のことが多く、大企業の方が時間に余裕を持った仕事ができる傾向があります。

大企業には資金が潤沢にあることが多く、仕事が忙しいときには外部業者の方に一部業務を委託して自分たちはより付加価値の高い仕事を行うことに専念できます。

一方で資金に余裕がないことが多い中小企業はたくさんの仕事を自分たちで進める必要があり、仕事量が増え残業や休日出勤で対応しなければならない状況に陥りがちです。

残業や休日出勤が当たり前で、それが普通だと思い込んでいた筆者にとって、大企業に出向した後に残業や休日出勤が当たり前ではないことを知り衝撃を受けました。

仕事の量と給与は単純に比例しないです。

競争力が高い

中小企業と比べて大企業は社員数が多く、それにより生産数量も多い傾向があります。

製造業において生産数量はコスト競争力に直結します。

規模の経済という考え方があり、生産数量が多いと仕入れをまとめて行うことにより仕入れ原価を下げることができたり、まとめて一気に生産することで生産にかかる費用も抑えることができます。

これによって大企業はコストを下げて製品をより安く売ることで多く買ってもらったり、値段をそのままに利益を増やすことができるため、競争力が向上します。

同じような製品を作り出す上では規模が大きな企業の方が有利になります。

大企業に勤めるデメリット

全国転勤がある

大企業になるほど全国に支店や工場を持つことが多く、そこに移動や出向となる可能性が高くなります。

家族構成や家庭環境により転勤しにくい人もいると思います。

よく聞く話ではありますが、家を買ったタイミングで移動や出向を命じられるという悲惨なケースもあります。

会社からの移動は介護でその土地を離れられないなど、よっぽどの理由がないと断れないものです。

大企業の宿命として腹を括るしかありません。

スピード感がない

大企業は社員が多く、また歴史が長いことが多いです。

多くの人の過去の経験から仕事の標準化が進んでいることが多くあります。

何か一つの仕事をするにしてもたくさんの帳票類を作成し、それを課長、部長、事業部長などの承認が必要です。

うまく根回しを行いスムーズに仕事を進める工夫は必須です。

一方で小さな会社ほど意思決定のスピードは早く、基本は一人一人が裁量を持ち自ら判断することを求められます。

規模が小さいほど、相談先がすぐに部長や事業部長、あるいは社長に直接相談することとなり、何人もの管理職の承認をもらう必要がありません。

スピード感を持った仕事がしやすいのは中小企業となります。

敷地が大きすぎる

規模が大きな会社になると敷地内にたくさんの建物があります。

建物の場所によっては会社の敷地に入ってからオフィスにたどり着くまで10分ほどかかるなんてことも。

また食堂が異なる建屋にある場合は何百人もが一斉に階段を降りて食堂がある違う建物に向かう必要があります。

雨が降るとわざわざ傘をさしてお昼ご飯を食べに行かなくてはならないためとても不便です。

どんな天候でもどんなに疲れている時でも昼ごはんを食べに行くために労力を使う必要があることはデメリットの一つです。

まとめ

製造業の大企業で働くメリット、デメリットを比較しました。

企業の規模だけで全てが決まるわけではないですが、自分の生活スタイルや仕事への考え方が少しでも自分に合う企業に勤めるためにも参考にしてはいかがでしょうか。

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