新卒で会社に入り定年まで同じ会社で働き続ける。
終身雇用や新卒一括採用制度が崩壊しつつある現在、このような常識は徐々に通用しなくなっています。
転職をする人の数も昔に比べて増えてきており、転職がより身近になってきています。
しかし今いる会社でいろいろと不満はあるものの転職するほどではないと思い、転職を踏みとどまる方も多いと思います。

これだから最近の若者は‥
社会人なんだから不満があっても我慢して働き続けるべきだろ
このように考える人もいますが、本当に辞めた方がいい会社というのも世の中にはあります。
一度も転職したり他の会社を経験したことがない人は、一社しか経験していないので客観的に自分の会社を見れずに性格な判断ができません。
そこでこの記事では転職すべき会社の特徴をお伝えします。
出向や転職により複数の会社を見てきた経験から、転職することで簡単に悩みや不満、ストレスから逃れられることがあります。
今いる会社に本当に勤め続けた方がいいのか、それとも思い切って転職した方がいいのかを判断するための基準となるような特徴を7つ紹介します。
一度きりの人生、自分なりの判断基準をもって納得して会社で働けるようになれれば幸いです。
転職すべき会社の特徴①給料が少ない


- 労働の対価として貰う給料が少ない
- 昇給額が少なく将来的に増える見込みもない
このような悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。



仕事はやりがいがあれば十分!お金は気にしない
なんていう人は極めて稀で、やはり日々の生活や家族を養うためにも仕事内容に見合った給料をもらいたいものです。
また給料に不満があると働く上でのモチベーションもなかなか上がりません。
それによって成果が出ず、いい評価がもらえず、給料が上がらず、さらにモチベーションが上がらないといった負のスパイラルに陥ってしまいます。


このような状況で仕事を続けていくよりは給料アップを目指して転職活動をチャレンジすることをおすすめします


転職すべき会社の特徴②将来性が見えない


働いている会社や業界、事業モデルの将来性が見えないことはありませんか?



どれだけ仕事を頑張っても5年、10年先に今の会社が存続しているか分からない
といった不安を抱えながら仕事をするのでは、日々の業務に身がはいりません。
また将来が見通せない会社には新しく入ろうと思う人も少なくなります。
優秀な新入社員や中途入社者が入ってこないまま、転職する人だけが増えていくような状態では最悪です。
会社の将来を担う人材がいないままでは会社が沈んでいくのは目に見えます。
業界全体が縮小していくことが目に見えて分かっているにも関わらず、それに対する対策ができていない会社であれば転職をした方がいいでしょう
転職すべき会社の特徴③社員のモチベーションが低い


やる気がない社員が多い会社も転職すべき会社です。
今の地位や給与にしがみつき、ただ会社にぶら下がっている人がいると周囲の社員へ悪影響を及ぼします。
このような社員は転職しようにもスキルややる気がないためどこにも雇ってもらえず、今いる会社でしか働くことができません。
モチベーションがあり日々自身のスキルを磨いている優秀な人から転職していくので、やる気のない社員だけが残っていくような最悪の状態になります。
やる気のない社員が一人や二人ならまだしも、複数名いるような会社は抜け出すべきです。
やる気に満ち溢れた人が多く、自己啓発やボトムアップ活動が盛んに行われている環境に身をおく方が、自分自身のやる気も引き上げられます。
企業研究や説明会、面接などを通して働くことに対するモチベーションが高そうかを見極めて、社員同士がお互いにいい影響を与え合うことができる会社を見つけたいです
転職すべき会社の特徴④土曜出勤が当たり前


月から金まで5日間働き、土日はゆっくりと休む
休日出勤が当たり前の会社ではこのようなこともできません。
納期に追われ続けて平日も遅くまで残業をし、それでも終わらない仕事を休日出勤で片付ける。



今はしんどいがこのヤマを乗り越えればきっと楽になる
このような希望を持ちたくなりますが、休日出勤が当たり前の会社では、次に担当する業務でも同じように休日出勤しないと間に合わないような状況に陥りがちです。
会社が変われば「当たり前」も変わります。
社員のリソースが十分にあり、納期設定にも余裕があるような正常な会社であれば休日は休むことが当たり前のはずです。
長時間の残業や休日出勤が常態化している会社には近づかないようにしましょう
転職すべき会社の特徴⑤退職者が増えている


退職者が増え続けている会社は急いで脱出した方がいいです。
退職者が続いている場合、残った人にどんどんしわ寄せが来てしまいます。
- 周りが見えておらず危機感を持っていない
- 転職したくても専門知識や汎用スキルがなく転職できない
このような人は転職しない、または転職できない人であることが多く、より負荷が大きくなってしまいます。
日々の業務の中で経験し身につけたことを棚卸ししておくことで、気づかない内に他の会社でも通用するスキルを身につけている場合は多いです。
しわ寄せがきてしまう前に退職の流れに乗ってしまいましょう
転職すべき会社の特徴⑥うつ病で休職する人が多い


うつ病で休職する人が多いことも異常です。
転職するまではそれが普通だと感じていましたが、数ヶ月毎に一人のペースで体調や精神を崩し1、2年間会社に来なくなることは明らかに異常でした。



今月は○○さんが鬱になった
といった状況の中で働くといずれは自分もうつ病になるかもしれない‥と思えてしまいます。
本来仕事は楽しいはずですが、業務のプレッシャーや自分のキャパシティを超える膨大な仕事に押しつぶされ、病んでしまうようなことはあってはなりません。
会社にとっても社員は多くのお金をかけて採用し教育しているので、社員が病んでしまうような状況は避けるべきはずですが、病む人が続いている場合は対策ができていことになります。
そのような社員を大切にできない会社からは転職すべきです。
このような会社で悩んでいる方は、社員一人一人のことを大切にしてくれる会社に転職すべきです。
うつ病になるひとが多発するようでは組織として成り立っていません
転職すべき会社の特徴⑦パワハラ上司がいる


- 周囲に多くの人がいる中で失敗した社員を詰め寄る
- 何時間もネチネチ指導を行う
- 怒りに任せて部下に手を出す
ハラスメントに厳しい世の中になっているにも関わらず、いまだにこのようなパワハラが横行している会社からは抜け出すべきです。
パワハラを受けた社員は病んでしまう可能性が高く、周囲でその状況を見ている社員もいい気はせず仕事の質が低下してしまいます。
会社には社風に合った同じような性格をもった人が多いです。
- イライラする人が多い会社
- 真面目な人が多い会社
- 几帳面な人が多い会社
- アグレッシブな人が多い会社
自分の性格に合った社風の会社を探して、居心地良く働ける環境を探しましょう
まとめ
転職すべき会社の特徴を7つ紹介しました。
転職すると働く場所や仕事内容も大きく変わることが多く、また人間関係も一から構築していくなどかなりのパワーが必要になってきます。
しかしそんなパワーをかけてでも転職した方がいい会社は世の中にはあります。
転職して自分に合った会社を見つけることで、今まで当たり前だと思っていたストレスから解放されより自分らしく楽しく仕事ができるようになります。
今回紹介したような特徴がある会社で転職の悩みを抱えている人は、ぜひより良い会社を探して転職活動をすることを考えて見てはいかがでしょうか。